2010年5月21日金曜日
精油の相性について、Ilyaの考察。
「精油の相性ってあるんですか?」
これって、割と聞かれることが多い、質問のひとつです。
昨日、今日といりあで講座があって、
ちょうどその話題になったので、
そこでお話したことをちょっと、まとめてみます。
例えば、初心者さん向けのアロマクラフト作りなどで、
そう質問されたら、「いいえ、どんな組み合わせでもOK、大丈夫ですよ」
と答えることが多いのですが、
厳密にいうと、「精油の相性は間違いなくある」んですね。
「香りの相性」については、
アロマテラピー関係の本に載っている、「香りの相関図」のように、
「ハーブ調とフラワー調は相性がいい」とかまとめてあったりしますが、
Ilya個人の見解としては、香りの感じ方って人それぞれなので、
「これとこれをあわせると、すごく良い香り!」
と決めつけてしまうのは、正直難しいと思います。
だから「どの精油でも相性はいいですよ」
という答え方をすることで、ひとくくりにしてしまうのですが。
ただ、ちょっとアロマテラピーを勉強してくると、
「香り」だけでなく、どうしても「効能」を期待してくるじゃないですか?
その時に「精油の相性」ってとても重要になってくると思います。
例えば、「頭が痛い」という人がいたら、どんな精油をすすめますか?
「頭が痛い」のに、わざわざ
「胃の不調改善」の精油をすすめたりはしないでしょう?
また、「確かにこの精油も頭痛を緩和するけれど、
こっちの精油のほうがもっとベストなんじゃない?」とか、
その頭痛が「ストレス性」なのか「肩こりからくる頭痛」なのか、
頭痛の原因を探ることで、ブレンドする精油が変わってくることもあります。
結論として。
・「精油の相性」は一概に決められない。
・「精油の相性が知りたいなら、精油成分を勉強しなきゃならない」
ってことなんですよ。
でも人それぞれ、アロマテラピーの接し方にも差がありますからね。
「いい香りを感じて、楽しむだけでいい」という方は、
精油の化学なんて、全然必要なことではないですし。
Ilyaも、自分で講座を持ちながらいろいろ考えていたのですが、
今続けている「季節のアロマテラピー講座」の中では、
精油のプロフィールの中では、精油成分についてお話していますが、
それ以上の、詳しい化学成分の分類などについて、
(例えば、ゲラニオールはテルペン系アルコールだとか)
は、お話するつもりはありません。
「一般に使うには、これくらいでいいだろう」ということで。
でももし、「更に詳しく、精油の相性がわかるまで知りたい!」
という方がいらっしゃったら、お気軽にご相談くださいね。
Ilyaが知っている知識をお伝えすることはできるので、
また別メニューで、上級の講座を設けたいと思います。
それにしても今日は暑いですね。
今日のお花は、
・トルコキキョウ (キングオブスノー)
・ビバーナム (スノーボール)
・ニゲラ (グリーンボール) でした。
いりあの玄関が、とてもさわやかですよ!(^^)
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