でも、その「初めて」を知ってまたちょっと大人になるような気もします。
何の話って、石けん講座のお話ですよ(笑)
先日、ボーイスカウト蕨第2団さんからのご依頼で、
ボーイスカウトの子どもたちと一緒に、石けんを作ってきました。
レンジでチンして作るMPソープや、手こね石けんをオススメするのですが、
ボーイスカウトの隊長さんより、
「子どもたちに、本格的な石けんを教えてほしい」
とのことでしたので、思い切ってお引き受けしてみました。
いりあも子ども向けの石けん講座初めてのことなので、ちょっとどきどき。
でも、子どもたちも石けん作りは初めてですから、どきどぎですよね(笑)
精一杯、やらせていただきましたよ。
ボーイスカウトでは、活動する上で
53種類の「選択科目(ターゲットバッチ&マスターバッチ)」というものがあって、
そのひとつに「環境保護」という項目があります。
その細目のひとつに、
「洗剤、石けん類について環境に優しいものを知り、家庭および野外で使用する」
という一文があるのですね。
なるほど。そういう話ならば、と。
「合成洗剤 VS 石けん」について、
ボーイスカウトのみんなに質問や意見を聞きながらの講義をしてみました。
みんな、熱心に聞いてくれて感謝です(*゚∀゚*)
ちゃんと大人の講義と同じように、
今回の石けん作りに必要な苛性ソーダの量も計算してもらいましたよ。
それから、実験室に移動して、石けん作り開始。
今回のレシピは米ぬか石けん。
米ぬか油をメインに、4種類のオイルをブレンドして、
米ぬかを最後に混ぜ込んで作ります。
「化学の実験みたい」なんて声も(笑)
そうそう、石けん作りは、
酸(油脂)とアルカリ(苛性ソーダ)の化学反応ですからねー。
苛性ソーダは劇薬です。
しっかりマスクと手袋もして、事故のないように気をつけて。
トレースが出たら、型入れ。
そして、精油や石けん用フレグランスで香りを付けて
米ぬかを混ぜ込んで、今日の作業はここまで。
今夜はタオルでくるんで保温して、
2~3日経ったらこんなふうに、固まった石けんをカットして、
1ヶ月干せばできあがりますよ。
講座が終わって、みんなうれしそうにお持ち帰りする姿を見てると、
「ああ、楽しかったなぁ」と思うのです。
最後は、ボーイスカウトの閉会のセレモニーにも立ち会わせていただきました。
さすが、みんなしっかりしていますねぇ。
びしっと敬礼も決まって、かっこよかったです。
1ヶ月間、石けんたちを風通しのいい、日陰に干している間は、
時々、ひっくりかえしたりして、お世話してあげてくださいね。
かわいがればかわいがるほど、石けんはよい子に育つので(笑)
今後のボーイスカウトの野外活動で、石けんたちがお役にたちますように。
いつかまた、お会いできるのを楽しみにしていますね。
どうもありがとうございました。