2020年1月28日火曜日

「箱根本箱」にお泊まりしてきました。

1月の中旬に、箱根強羅にある
「箱根本箱」というお宿にお泊まりしてきました。


「箱根本箱」は2018年の夏にオープンしたホテルで、
いりあは、そのホテルのことを知ってから、
「ずっと行きたいなぁ」と思っていたお宿です。


館内にある全ての本は手に取って読むことができて、
全ての本が買える「ブックホテル」。

館内のどこでも読書ができるので、
気に入った本を客室に持ち込んでベットに寝転びながら読むもよし、
あちこちにある「秘密基地」にこもったりできるなんて、
読書好きのいりあにはパラダイスのようなお宿じゃないですか。

一緒に同行しただんなさんは
「えー、テレビもないの?(*゚д゚*)」と驚いていましたが(笑)

箱根湯本から代行バスで中強羅に向かい、15時にチェックイン。


薪ストーブの前でウエルカムドリンクとスイーツをいただきながら
宿泊手続きをすませ、さて、1階の今夜のいりあのお部屋へ。


「グッドデザイン賞ベスト100」も受賞したとかで、
お部屋はそれぞれ異なるインテリアで、同じ客室はないのだそう。


お部屋のインテリアもとてもセンスよくて、
いりあが泊まったお部屋は、こんな感じ。
大浴場もありますが、お部屋すべてに露天風呂もついています。
テラスの奥に露天風呂があるのおわかりです?

読書に飽きたら、そのままざぶんと温泉につかってもいいし、
ふかふかのベットで寝落ちもできるということですね。
そこもポイント高い!(≧∀≦)

また著名人がセレクトした本を集めた「あの人の本箱」は
客室内や館内の様々な場所に設置されていて、
その本箱は、いつも同じ場所にある訳ではないのだとか。

そして、いりあのお部屋にあった本棚は・・・。
なんと!
占星術家「鏡リュウジ」さんの本棚でした!(≧∀≦)

もう、いりあの好みにドンピシャ、
ヒャッハー!状態でしたよ(笑)


でもお見せできるのは宿泊規約上、
「鏡リュウジさんの選書のしおり」の表紙の
ギリギリここまで。

いりあのお部屋の選書が、数ある中で
鏡リュウジさんだったのは、たぶん偶然だと思うのだけど
だんなさんは「絶対おまえの好みの本を把握している」
と断言しておりました(笑)

例えそうであったとしても、そんなサプライズなら
いりあは、すごく嬉しいですけれど!(≧∀≦)

ここには掲載できませんが、
鏡リュウジさんの本箱の中身は、全部写真を撮らせていただきました。
とても滞在中だけでは読み切れませんもの~(笑)



後はもう、あちこち館内を探検しながら、
気になる本を見つけては足を止めて本の世界に没頭。


セルフサービスのカフェやナッツをつまみながら、
ソファに沈み込んで、ページをめくったり。


時間を気にせずに読書できるって至福ですねぇ(*^▽^*)


だんなさんもだんなさんで、
「絶版になっていたアラン・ケイの本を見つけた」
と興奮していたようで、
(コンピューター黎明期の人らしいです)
それなりに楽しんでいたようですよ。

他にも、絵本ばかり集めたコーナーもありましたし、
こだわりの品々を集めたショップなどもありました。
どこも、センスよくまとめられていて、すてきでした。

そして「箱根本棚」は原則として
小さいお子さまは入館できないので、館内はとても静かです。
でも宿泊日を限定してお子さまもお泊まりできる
「こども本箱」を開催しているとのことですよ。

そして気になるお食事は。

夕食や朝食は、こんな感じのカウンターがあるレストランでした。
右側に個室もあります。
(この写真を撮ったのは、朝食時です)


コンセプトは
「箱根周辺の自然と歴史を表現したローカルガストロノミー」
とのこと。
こちらは夕食のコースから一部。





「ガストロノミー」とは?(いりあもあまり聞き慣れない言葉でした)
「美食学」と訳されることが多いそうで。

「食や食文化に関する総合的学問体系」とのことだそう。

いただいたお料理も、箱根周辺で採れたお野菜の素材を
そのまま最大限に生かしたお料理でしたね。
ワインはすべて日本産だし、お料理の彩りもとても綺麗。
パンもお近くのベーカリーで焼いているそうです。


こちらは朝食プレート。他に野菜ジュースやフルーツ、スウプにパン。
朝食のヨーグルトは、甘味を何も入れていないのに、
ほんのり甘くて、とてもとても美味しかったですよ。

そしてここでも、レストランなのにさりげなく料理関係の本が並んでいて、
お料理待ちながら、ついついその本を手にとっていたりして。
いりあも、そこで美味しそうなレシピ本を見つけて、
1冊購入しちゃいましたよ(笑)


書店業界では本の売り上げが低迷しているといわれていますが、
「箱根本箱」では宿泊者の7割が、滞在中に本を購入するそうです。

「ここで本を買いたくなる」仕掛けがあちこちにあるんですね。
それが、とてもよくわかったような気がします。


レストランの外は広々としたテラス。
その向こうに林が広がっていて、季節がよければ、
お外でそよ風に吹かれながら読書というのも気持ちよさそうでしたね。

短い滞在時間でしたが、いりあは駆け足で
5冊ほど読破、1冊購入してお持ち帰りしました。

とてもすてきなお宿でした。
読書好きな方は、きっと気に入ると思いますよ。

「次回は、絶対2泊でこよう」と固く決意した、いりあだったのでした。