2011年11月19日土曜日

ひとくぎり。


昨夜、気仙沼へのトリートメントボランティアでとてもお世話になった、
M夫妻をご招待して、ちよっとした宴でおもてなしをしてきました。

気仙沼ご出身の奥さま、Mさんは、
震災があってから物資の支援などでずっと走り回っている方。
今回私たちののボランティアトリートメントの旅で
私たちが訪ねることになった、仮設住宅や、高齢者施設、仮設の障がい福祉施設などの
ご紹介や連絡役など、全面的にご協力くださった、スーパーおばさまです。

そしてMさんのだんなさまは、気仙沼までの6時間以上の運転手役を
快く引き受けてくださってくれて、長時間の運転でお疲れでしょうに、
行く先々で、私たちの施術道具の荷下ろしや、スケジュール管理、写真撮影など、
完全に黒子役に徹してくださって、私たちが施術に専念できるように、
ずっとずっと、私たちを陰で支えて下ってくれて。

もうね、どんな感謝の言葉を並べても足りないぐらい、
今回は、本当にお世話になったんです。

M夫妻がいらっしゃらなかったら、今回の旅はできなかったですよ。

だから一緒に行ったお仲間と相談して、
ちょっとしたサプライズも企画。

ご夫婦に、ひとつずつ花束を。
あんまり大きな花束だと、またお気を遣われるから、
小さな花束をご用意してみました。
そしてお仲間が作ってくれた今回の旅のDVDもプレゼント。

M夫妻の笑顔が見れて本当によかったです。

おなかいっぱい食べて飲んで、宴もお開きになって。

帰りの駅までの道すがら、てくてくと歩きながら。
なんか、気持ちよく夜空を見上げている自分に気がつきました。

まわりは繁華街で車もいっぱい走っているし、
うるさいし、灯りも眩しいけれど、でも、気持ちいい。

こんな気持ち、ひさしぶりですね。

なんか、気仙沼でいろんな方のいろんな思いにふれて、帰ってきて、
それを全部理解できた訳じゃないし、これで全部おしまいにしようなんて
全然思ってはいないけれど、でもなんか。

「ひとくぎり」。うん、そんな感じです。
ちょっと整理がついた感じなのかな。

「また、明日からがんばろ」

そう思えた、昨夜の夜空だったのでした。

そうそう、今回の気仙沼の旅、12月に報告会を企画しています。
また、詳細が決まりましたら、お知らせしますね。

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