実は、もう去年の話になってしまうのですけれど、
ちょっと感動して、印象的なことがあったので、
思い出しながら、今頃にブログにあげてみます(笑)
「タチバナ」ってご存じですか。
タチバナと聞くと日本文学専攻だったIlyaは、
「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」
などと伊勢物語を思いだしてしまうのてすが、
このタチバナは、日本に古くから自生している柑橘で、
絶滅危惧種に指定されていたりする固有種なのだそう。
調べてみたら、静岡県沼津市戸田地区が、
国内北限の自生地なんですね。
去年の晩秋に、ひょんなことから、
その戸田地区のタチバナの実と葉を分けていただけることになりまして。
香りフェチなIlyaは、大喜びしていたのです。
そのタチバナの実と葉っぱ。
予想通り、いい香りでした。
葉っぱも、ちょっと折るとプチグレン様の香りがします。
実をむいてちょっと齧ったら・・・ちょっとすっぱ苦い(笑)
さて、どうしよう、何に使おう。
とわくわくしながら考えて。
まずはお料理に。
とりあえず、皮はむきむきして、一部は干して。
もう一部は、塩レモンならぬ、塩タチバナにしてみました。
鶏さんととても相性がいいです。
ネギと塩タチバナを加えて作った炒め物は家族にも好評でしたよ。
果汁はゆずともレモンとも違う、ほろ苦さ。
こちらは、夜のご褒美の焼酎にちょっとしぼったら美味しいんじゃないかな。
数日干しておいたタチバナと葉っぱは、クラフト作りに使わせてもらいましたよ。
粗塩と一緒にビン詰めて、約1ヶ月後、蓋をあけたら
うっすら雅に香る、タチバナの香り。
これがきっと「昔の人の袖の香」なのでしょうね。
このタチバナを送っていただいた方に感謝です。
御礼とご報告が大変遅くなりましたが、
本当にありがとうございました(≧∀≦)
いつか機会作って、戸田地区のタチバナに逢いにいきたいです。
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