2009年11月15日日曜日

「黒い食べ物」とそれを摂る時期について。

さて、今日はいりあのアロマテラピー講座でした。

今回はPMSにからめて、女性ホルモンや栄養素についてお話しました。

そこでお話した、「黒い食べ物」についての補足です。

ミス・ユニパースの公式栄養コンサルトである、エリカ・アンギャルが著した、
「世界一の美女になるダイエット」という本の中でも紹介されていましたが
(ごめんなさいね、講座中にはどうしても彼女の名前がでてこなかった(泣))

「黒い食べ物」は積極的に摂ったほうがいいようです。

例えば、白米より玄米を、食パンより胚芽パンを、
白砂糖より、黒砂糖を・・・といった具合に。

黒い食べ物は、すべてお腹持ちはよいし、栄養価も高いです。
「白いもの」というのは、精製されて
余分なものが取り除かれているのですが、
その「余分なもの」こそ、
大切な栄養素というのが多く含まれているのですよ。

だから、エリカさんの理論には、Ilyaも賛成ですし、
Ilyaも積極的に、食事に取り入れるようにしています。

ただ。

インドの伝統医学アーユルヴェータ的見地からいくと、
そうむやみやたらと、黒い食べ物ばかり
摂ればいいってもんじゃない、とも思います。

黒い食べ物が腹持ちがいい=消化が悪い・重たい

ということにつながるのですよ。

月のサイクルに支配されている女性は、
生理中・妊娠中・授乳中は、 ヴァータ(風)の気質が強くなります。

ヴァータが強いときは、できるだけ、
「温かくて消化のよい、適度に油を含んだ食物」
を摂るほうがいいので、消化の悪い玄米類は避けたほうがいいです。

その他、ヴァータ時期に避けたほうがいい食物のキーワードは、「苦い」もの。
これはコーヒーとか緑茶とか、ゴーヤ類ですね。

「でもアーユルヴェータってしょせん、民間療法で根拠なんかないんでしょ?」
と、いいたくなるかもしれませんが(笑)

でも西洋医学的見地からみても、
「PMSの場合、カフェインは摂らないほうがいい」といわれてますから、
これも納得できるのですよ。

またゴーヤの果皮に含まれるモモルデシンとチャランチンという苦味成分に
血糖値を下げる効果があるので、生活習慣病にはとてもいいのですが、

生理中は、「無性に甘いものが食べたくなってしまう」というように、
身体が「低血糖状態」になりやすくなります。

だから脳内のブドウ糖値が低くなって、
眠くなったり、集中力がなくなったりするという、
生理中特有の症状がでてくる訳なのですが、
そこへさらに、低血糖状態にするゴーヤを食べる必要はなかろうと。

だからこれも西洋医学とアーユルヴェータの見地は一致しているわけです。

アーユルヴェータも、
アロマテラピーも、同じ「代替療法」です。
(というより、アロマテラピーの源流がアーユルヴェータなのですね)

精油の成分の勉強することも、もちろん大事ですけれど、
それだけじゃ、なかなか使えないです。

栄養学や、解剖生理学などもとても大切な要素なんだな、
とIlyaは、いつも思います。

写真はいりあの店先のある、ブルーベリーの紅葉。
今年はとてもとてもきれいですよ。

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